羽を並べる(読み)はねをならべる

精選版 日本国語大辞典 「羽を並べる」の意味・読み・例文・類語

はね【羽】 を 並(なら)べる

① 鳥が互いにつばさを重ね合わせるようにして寄り添う。転じて、男女が情愛こまやかに暮らす。→比翼(ひよく)
拾遺(1005‐07頃か)雑上・四八二「木にもおひずはねもならべで何しかも浪路隔てて君を聞くらん〈伊勢〉」
臣下が相並んで主君を補佐する。
源氏(1001‐14頃)行幸「おほやけにつかうまつりし際は、はねをならべたる数にも思ひ侍らで」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android