羽二生村
はにうむら
[現在地名]両津市羽二生
東は仏崎で大川村、西は両尾村と境し、背後は小佐渡山地の尾根で片野尾村と接する。東から観音寺川、中央に百田川、西寄りに河内川・宮川が海に注ぎ、東上野・西上野の段丘下と入桑の海岸沿いに集落がある。応永一二年(一四〇五)八月一九日の久知本間氏給分帳写(椎泊本間文書)に「はねを」「羽入」「羽丹生」などとあり、「はねを」には親松平兵衛入道・親松三郎左衛門・親松喜内左衛門の名がみえる。親松三郎左衛門は「三反小 はねを 親松三郎左衛門 二ケ所二月御まつり之御事 五月五日おこない之御事」とみえ、神事にかかわっていた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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