羽床上村
はゆかかみむら
[現在地名]綾上町羽床上
現綾上町の北西端に位置し、西は羽床下村(現綾南町)。最南西端に標高五〇四・一メートルの大高見峰がある山間地。長谷から綾川支流の今滝川が村内中央を北流する。古代の羽床郷(和名抄)の遺称地。寛永国絵図では羽床郷・羽床上・同北・同萱原・同滝宮の五ヵ村を合せ羽床郷として高三千三六六石余。寛永一七年(一六四〇)の生駒領高覚帳では「羽床山分」として高八二九石余、同一九年の高松領小物成帳でも「羽床山分」として綿二六七匁とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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