羽栗翼 はくりの-つばさ
719-798 奈良時代の官吏。
養老3年生まれ。羽栗吉麻呂の長男。羽栗翔(かける)の兄。母は唐(中国)の人。長安で生まれ,天平(てんぴょう)6年(734)父とともに帰国。僧となるが,還俗(げんぞく)し,遣唐使の准判官となり,臣姓をあたえられる。宝亀(ほうき)8年遣唐副使らと唐にわたり,翌年帰国。本草学にくわしく,内薬正(かみ)兼侍医となった。延暦(えんりゃく)17年5月27日死去。80歳。名は「たすく」ともよむ。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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