羽野庄(読み)はののしよう

日本歴史地名大系 「羽野庄」の解説

羽野庄
はののしよう

古代の波濃はの郷の地を荘域とする荘園と思われるが、その立荘時期・伝領関係は不詳。

嘉禄三年(一二二七)三月の周防石城宮神官解(九条家冊子本「中右記」裏文書)によれば、波野はのの一部が石城宮(現大和町)の造営料にあてられている。「田布施町誌」に載せる永仁三年(一二九五)の宗禅寺文書に、

<資料は省略されています>

とみえ、大内氏より波野宗禅そうぜん寺へ寺領が寄せられており、波野には寺家田の名が残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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