田布施町(読み)たぶせちよう

日本歴史地名大系 「田布施町」の解説

田布施町
たぶせちよう

面積:四九・六八平方キロ

熊毛郡のほぼ中央に位置し、東は柳井市・平生ひらお町、北は大和やまと町、西は光市と接し、南は周防灘に面し、南海上にうま島が浮ぶ。町の北部石城いわき(三五〇・一メートル)行者ぎようじや(一九四・八メートル)、西部には千坊せんぼう(二九八・七メートル)がそびえる。町のほぼ中央部を田布施川が東南に流れる。平生湾に面する地域は干拓低地で、田布施川流域とともに米や野菜を産出する農耕地帯。山間部もよく水田化されている。町の海岸沿いを国道一八八号が通る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「田布施町」の意味・わかりやすい解説

田布施〔町〕
たぶせ

山口県南東部,周防灘にのぞむ町。馬島,刎島などを町域に含み,石城山北東方に飛び地がある。 1921年町制。 55年城南,麻郷,麻里府の3村と合体。町域北部を JR山陽本線が通りその南に中心集落の田布施がある。南部海岸沿いに国道 188号線が通り,西の周南工業地域へ続く。近年海岸部の工業地化が進む。丘陵地が多いが,田布施川流域の低地や干拓地には水田がある。馬島ではタイ,イワシを漁獲し,クルマエビ養殖。北部は石城山県立自然公園に属する。面積 50.42km2。人口 1万4483(2020)。

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