翻訳名義大集(読み)ほんやくみょうぎたいしゅう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

翻訳名義大集
ほんやくみょうぎたいしゅう

サンスクリット語とチベット語の対照語彙(ごい)集。ジナミトラやイェシェデらによって814年に『翻訳名義中集』が編纂(へんさん)され、その10年前後ののちに、あるいは同じ814年に、『中集』編纂に先だって『大集』が編纂された。そののちにチベット語の漢訳と蒙古(もうこ)語訳を付し、四語対照語彙集とされた。9500余の項目があり、現在でも仏教研究などで重用されている。『大集』と『中集』は西蔵(チベット)大蔵経のテンギュルに収載されているが、『小集』は現存が確認されていない。[原田 覺]
『榊亮三郎編『梵蔵漢和四訳対校 翻訳名義大集』(『京都帝国大学文科大学叢書第三』所収・1916・真言宗京都大学)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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