普及版 字通 「耋」の読み・字形・画数・意味
耋
12画
[字訓] としより
[説文解字]
[字形] 形声
声符は至(し)。至に姪・(てつ)の声がある。〔説文〕八上に「年十なるを耋と曰ふ」とあり、衰老の人をいう。〔説文〕は字を至に従うて会意とするが、〔段注〕に「至聲」とし、形声とするのがよい。
[訓義]
1. としより。
2. 八十の老人。
[古辞書の訓]
〔立〕耋 ヲユ 〔字鏡集〕耋 ヲイイナム
[語系]
耋・跌dyetは同声。躓tietも声近く、耋は足もとのよろよろする状態の老人をいう。
[熟語]
耋▶・耋期▶・耋寿▶・耋民▶・耋耄▶・耋老▶
[下接語]
耋・耆耋・歯耋・大耋・稚耋・齠耋・耄耋・耋・老耋
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報