耳を信じて目を疑う(読み)ミミヲシンジテメヲウタガウ

デジタル大辞泉 「耳を信じて目を疑う」の意味・読み・例文・類語

みみしんじてうたが・う

人の言ったことを信じて、自分の目で見たことは信じない。遠くのことをありがたがって近くのことを軽んじる。
「―・ふは、俗の常の弊なり」〈平家・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「耳を信じて目を疑う」の意味・読み・例文・類語

みみ【耳】 を 信(しん)じて目(め)を疑(うたが)

  1. 人のいうことは信じるが、自分で実際に見たものを信じない。遠くのことをありがたがって、近くのことを軽んじる。耳をたっとび目をいやしむ。
    1. [初出の実例]「耳を信じて目を疑ふは、俗の常の弊也」(出典:平家物語(13C前)三)
    2. [その他の文献]〔抱朴子‐広譬〕

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