耳を信じて目を疑う(読み)ミミヲシンジテメヲウタガウ

デジタル大辞泉 「耳を信じて目を疑う」の意味・読み・例文・類語

みみしんじてうたが・う

人の言ったことを信じて、自分の目で見たことは信じない。遠くのことをありがたがって近くのことを軽んじる。
「―・ふは、俗の常の弊なり」〈平家・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「耳を信じて目を疑う」の意味・読み・例文・類語

みみ【耳】 を 信(しん)じて目(め)を疑(うたが)

  1. 人のいうことは信じるが、自分で実際に見たものを信じない。遠くのことをありがたがって、近くのことを軽んじる。耳をたっとび目をいやしむ。
    1. [初出の実例]「耳を信じて目を疑ふは、俗の常の弊也」(出典:平家物語(13C前)三)
    2. [その他の文献]〔抱朴子‐広譬〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android