耳取古墳（読み）みみとりこふん

日本歴史地名大系 「耳取古墳」の解説

耳取古墳
みみとりこふん

[現在地名]徳山市大字久米 耳取

周防山地から南流する末武（すえたけ）川が平野へ出はずれる地点の右岸、標高六〇メートルの小支丘にある小型の前方後円墳。昭和四九年（一九七四）墳丘の測量と埴輪の現地調査が実施された。

古墳は尾根上に立地し、その全長約二〇メートル、後円部の推定直径九メートル、前方部の幅約一〇メートルの県下で最小の前方後円墳であるが、埴輪を前方部からくびれ部の裾にかけて約一メートル前後の間隔で配置している。

コトバンクでは本文の一部を掲載しています。ジャパンナレッジをご利用いただくとすべての情報をご覧になれます。→ジャパンナレッジのご案内

出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

AppStore

コトバンク for Android

GooglePlay