聒聒(読み)かつかつ

精選版 日本国語大辞典 「聒聒」の意味・読み・例文・類語

かつ‐かつクヮツクヮツ【聒聒】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 人の声や鳥などの鳴き声の騒がしいさま。
    1. [初出の実例]「山ふかみくつくつと水の落て来て 庭鳥なかす川上のさと」(出典:俳諧・犬子集(1633)一四)
    2. [その他の文献]〔欧陽脩‐鳴鳩詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「聒聒」の読み・字形・画数・意味

【聒聒】かつかつ(くわつくわつ)

鳥がやかましく鳴く声。わけもわからずさわぐ。おろかなさま。〔書、盤庚上〕今汝聒聒として、信を險膚(けんぷ)(険陂膚浅の説)にす。

字通「聒」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android