普及版 字通 「聒」の読み・字形・画数・意味
聒
12画
[字訓] かまびすしい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は舌(かつ)。舌はもと(かつ)に作り、氏((けつ)、把手のある曲刀)を以て削りとる形。その音を聒という。〔説文〕十二上に「語なり」とあり、やかましくさわぐことをいう。〔韓非子、顕学〕に「聲、耳に括(あつま)る」とは、聒しい意である。
[訓義]
1. かまびすしい、さわがしい。
2. 聒聒はおろかなさま。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕聒 左和久(さわく)、、乃々志留(ののしる)〔名義抄〕聒 カマビ(ミ)スシ・オドロク・コヱサハク・ノノシル 〔字鏡集〕聒 コヱキコユ・ナヤマス・ミダル・オドロク・カマビスシ
[熟語]
聒聒▶・聒▶・聒叫▶・聒喧▶・聒子▶・聒耳▶・聒然▶・聒噪▶・聒帳▶・聒庁▶・聒天▶・聒乱▶
[下接語]
叫聒・驚聒・吟聒・喧聒・清聒・聒・聒・噪聒・鳥聒
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報