聖フェーメ団

デジタル大辞泉プラス 「聖フェーメ団」の解説

聖フェーメ団

13世紀半ばのドイツ、ウェストファリア地方で組織された秘密結社。無政府状態が広がり治安が悪化していた当時の同地方で政府に代わって裁判を行い、有罪の場合の死刑執行自ら行った。1371年には皇帝カール4世により、正式に司法権を認められている。数百年にわたり活動を維持したが、ナポレオン軍のドイツ侵攻に伴い、1811年に消滅した。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android