聖人に夢なし(読み)セイジンニユメナシ

デジタル大辞泉 「聖人に夢なし」の意味・読み・例文・類語

聖人せいじんゆめなし

《「荘子」大宗師から》聖人は悟りの境地にあり、雑念に煩わされないから、安眠することができて夢など見ない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「聖人に夢なし」の意味・読み・例文・類語

せいじん【聖人】 に 夢(ゆめ)なし

  1. ( 「荘子‐大宗師」の「古之真人、其寝不夢、其覚無憂」からでたことば ) 聖人は、悟りの境地にあり妄想にわずらわされないから、眠っていてもつまらない夢など見ることはない。
    1. [初出の実例]「世間に定相無き事をば夢幻と申し候はずや。されば聖(セイ)人に夢無しとは、是を以て申すにて候」(出典太平記(14C後)二五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android