聖人に夢なし(読み)セイジンニユメナシ

デジタル大辞泉 「聖人に夢なし」の意味・読み・例文・類語

聖人せいじんゆめなし

《「荘子」大宗師から》聖人は悟りの境地にあり、雑念に煩わされないから、安眠することができて夢など見ない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「聖人に夢なし」の意味・読み・例文・類語

せいじん【聖人】 に 夢(ゆめ)なし

(「荘子‐大宗師」の「古之真人、其寝不夢、其覚無憂」からでたことば) 聖人は、悟りの境地にあり妄想にわずらわされないから、眠っていてもつまらない夢など見ることはない。
太平記(14C後)二五世間定相無き事をば夢幻と申し候はずや。されば聖(セイ)人に夢無しとは、是を以て申すにて候」

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