定相(読み)ジョウソウ

デジタル大辞泉 「定相」の意味・読み・例文・類語

じょう‐そう〔ヂヤウサウ〕【定相】

仏語一定かたち常住不変の相。
「またいかにすべしとも―なし」〈正法眼蔵随聞記・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「定相」の意味・読み・例文・類語

じょう‐そう ヂャウサウ【定相】

〘名〙 仏語。
① 常住不変の相。定まって、永久変化のないすがた。
※十訓抄(1252)一〇「人の定相なき喩を引て、陣の内の軍の剣に望てかへり」
想念をすべて止めて、心がある対象に集中された状態止観。〔翻訳名義集‐四〕

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