聞いて極楽見て地獄(読み)キイテゴクラクミテジゴク

デジタル大辞泉 「聞いて極楽見て地獄」の意味・読み・例文・類語

いて極楽ごくらく地獄じごく

話に聞くのと実際に見るのとでは非常に違っていることのたとえ。

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ことわざを知る辞典 「聞いて極楽見て地獄」の解説

聞いて極楽見て地獄

人づてに聞いているうちはあこがれていたことが、実際に見てみると、まるで地獄のようにひどいものである。実際に見たり経験したりして、それまで聞きかじっていたことがとんでもないまちがいだった場合にいう。

[使用例] 山には木の実、草の実が一ぱいあって、それを気ままにとって食べてのんきに暮らすのが山居の楽しみと心得ていましたが、聞いて極楽、見て地獄とはこのこと、この辺の山野にはいずれもれっきとした持ち主がありまして、ことしの秋に私がうっかり松茸を二、三本取って、山の番人からもう少しで殴り殺されるようなひどい目に遭いました[太宰治*新釈諸国噺|1945]

[解説] 江戸系いろはかるたの「き」の絵札には、遊廓ではたらく花魁おいらんが描かれています。

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