山居(読み)サンキョ

デジタル大辞泉 「山居」の意味・読み・例文・類語

さん‐きょ【山居】

[名](スル)山中に住むこと。また、その住居。「山居して自然を友とする」

やま‐い〔‐ゐ〕【山居】

山に住むこと。また、その居所。やまずみ。さんきょ。
「あしひきの―はすとも踏み通ふ跡をも見ぬは苦しきものを」〈後撰・恋二〉

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精選版 日本国語大辞典 「山居」の意味・読み・例文・類語

さん‐きょ【山居】

  1. 〘 名詞 〙 山中に住むこと、また、その住居。やまずまい。
    1. [初出の実例]「山居驟筆一首 太上天皇」(出典:経国集(827)一三)
    2. 「いづれの僧にてもたのみ。長釼をもやめて、山居(サンキョ)の心ざしもをこりしが」(出典浮世草子武家義理物語(1688)四)
    3. [その他の文献]〔戦国策‐韓策・襄王〕

やま‐い‥ゐ【山居】

  1. 〘 名詞 〙 山に住むこと。また、その居所。山住み。さんきょ。
    1. [初出の実例]「あしびきのやまゐはすともふみ通ふ跡をもみぬは苦しきものを〈大江朝綱〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋二・六三二)

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日本歴史地名大系 「山居」の解説

山居
さんきよ

[現在地名]笠間市笠間

笠間城の南麓に位置する武家屋敷町。山居入口から入山居いりさんきよまで九町三六間(「里数改帳」茨城県歴史館蔵)。延享四年(一七四七)の山居の戸数は一九(「御家中屋敷并長屋割覚」笠間稲荷神社蔵)。弘化三年(一八四六)には山居では鍵奉行以上八戸、給人以上一六戸、徒士並以上二戸、坊主以上一戸で藩士三九名が居住し、入山居では給人以上一戸、徒士並以上四戸で藩士六名が居住した(「笠間名前帳」榎並家蔵)

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普及版 字通 「山居」の読み・字形・画数・意味

【山居】さんきよ

山中の居。

字通「山」の項目を見る

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