デジタル大辞泉 「聞き添ふ」の意味・読み・例文・類語 きき‐そ・う〔‐そふ〕【聞き添ふ】 [動ハ下二]聞いた上にさらに聞く。「めづらしき事どもを―・ふるかなと、人知れず思ひ知りて」〈源・関屋〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「聞き添ふ」の意味・読み・例文・類語 きき‐そ・う‥そふ【聞添】 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙① 聞いたうえに重ねて聞く。聞きたす。聞き加う。[初出の実例]「はてはてはめづらしき事どもをききそふるかな」(出典:源氏物語(1001‐14頃)関屋)「さめやらぬ夢ぢに夢を聞そへて迷ひの中になほ迷ふかな〈覚円〉」(出典:続後拾遺和歌集(1326)哀傷・一二六九)② 聞いて思いを増す。聞いて感慨を加える。[初出の実例]「をかしかりける、人の御心ばへかなとのみいとど、ききそへ給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)宿木) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例