感慨(読み)カンガイ

デジタル大辞泉 「感慨」の意味・読み・例文・類語

かん‐がい【感慨】

心に深く感じて、しみじみとした気持ちになること。また、その気持ち。「感慨にひたる」「感慨を込めて歌う」
[類語]想念思念ねん気持ち感懐感想所懐胸懐心懐胸中心中しんちゅう心事心情心境万感偶感考え思考思索一存思い感動感銘感心感ずる

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精選版 日本国語大辞典 「感慨」の意味・読み・例文・類語

かん‐がい【感慨】

  1. 〘 名詞 〙 ( 感じ慨(なげ)く意 ) 物事に深く感じてため息をもらすこと。また、そのときの気持。現代では多く、以前に経験したことや、古人の事跡などを思い起こしたときにおこる、しみじみとした気持にいう。
    1. [初出の実例]「あまり興の面白さに感慨が起て泣かれたぞ」(出典:史記抄(1477)七)
    2. 「小界かろき程我が世間に似たれば、感慨不少候」(出典:小春宛芭蕉書簡‐元祿三年(1690)六月二〇日)
    3. [その他の文献]〔史記‐季布伝賛〕

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普及版 字通 「感慨」の読み・字形・画数・意味

【感慨】かんがい

感動して悲しみなげく。魏・阮籍〔詠懐、八十二首、六〕詩 感して辛酸(しんさん)を懷(いだ)き 怨毒、常に多きにしむ

字通「感」の項目を見る

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