聾する(読み)ロウスル

デジタル大辞泉 「聾する」の意味・読み・例文・類語

ろう・する【×聾する】

[動サ変][文]ろう・す[サ変]耳が聞こえなくなる。また、聞こえなくする。「耳を―・する騒音

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「聾する」の意味・読み・例文・類語

ろう‐・する【聾】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]ろう・す 〘 自動詞 サ行変 〙 耳が聞こえなくなる。聴覚を失う。
    1. [初出の実例]「耳の聾したり目のつぶれたり痺のしびるる病やなんどの医をするぞ」(出典:史記抄(1477)一四)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]ろう・す 〘 他動詞 サ行変 〙 耳を聞こえなくする。
    1. [初出の実例]「往来の繁雑肩摩轂撃眼を眩し耳を聾(ロウ)し」(出典西洋道中膝栗毛(1874‐76)〈総生寛〉一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android