肝向(読み)きもむかう

精選版 日本国語大辞典 「肝向」の意味・読み・例文・類語

きも‐むかう‥むかふ【肝向】

  1. 肝は、心の宿る心臓と向かい合っているところから、「心」にかかる。一説に、内臓それぞれ向かい合っている意で、それらの働きの発露としての「心」にかかるとも。
    1. [初出の実例]「大猪子が 腹にある 岐毛牟加布(キモムカフ) 心をだにか 相思はずあらむ」(出典古事記(712)下・歌謡)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android