肥大成長(読み)ひだいせいちょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「肥大成長」の意味・わかりやすい解説

肥大成長
ひだいせいちょう

植物の茎や根が横軸方向に大きくなり、肥大を引き起こす成長のことで、二次成長ともいう。茎頂にある分裂組織による成長は一次成長とよばれ、主として縦軸方向への伸長成長をもたらしている。これに対して、肥大成長は形成層分裂組織の活動によるもので、一次木部と一次篩部(しぶ)の間にできた形成層が、内側に二次木部、外側に二次篩部を分化して、茎の直径方向に細胞数の増加をもたらすものである。肥大成長は普通、草本植物にはみられず、木本植物に特徴的である。形成層の細胞分裂能がなくならない限り、肥大成長も継続する。

[勝見允行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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