六訂版 家庭医学大全科 「肺の良性腫瘍」の解説
肺の良性腫瘍
はいのりょうせいしゅよう
Benign lung tumor
(呼吸器の病気)
皮膚にできるいぼやほくろと同様に、肺にもいろいろな種類の良性腫瘍ができることがあります。これらの良性腫瘍は一般に無症状で、大きくなる速度も遅く、転移することはありません。良性腫瘍であることが明らかで、サイズが小さく、無症状であれば、そのまま経過を観察するだけで十分です。
しかし、ゆっくりではあっても次第に大きくなりますし、腫瘍ができた部位によっては、
このような場合には、手術で腫瘍を取るべきとされています。肺の良性腫瘍と診断された場合、大きな心配は不要ですが、医療機関で注意深い経過観察を受けることが重要です。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報