最新 地学事典 「肺魚類」の解説
はいぎょるい
肺魚類
学◆Dipneusti, Dipnoi 英◆lung fishes
硬骨魚綱肉鰭亜綱肺魚目の魚類。デボン紀前期に出現し,現在まで在続する淡水魚類。鰾(うきぶくろ)から変化した肺でも呼吸することができる。現生の肺魚類はオーストラリアにネオセラトドゥス,南米にレピドシレン,アフリカにプロトプテルスがおり,ゴンドワナ型分布を示す。歯板(咀嚼(そしやく)板)をもち,口蓋方形骨が神経頭蓋と癒合していること,後鼻孔が移動したと考えられる内鼻孔があること,神経頭蓋が前後に分かれないことなどが特徴。デボン紀の初期の肺魚類は総鰭類に類似しており,頭蓋骨以外の形質では区別しがたい。両生類の祖先との説がある。
執筆者:籔本 美孝
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

