神経頭蓋(読み)シンケイトウガイ

デジタル大辞泉 「神経頭蓋」の意味・読み・例文・類語

しんけい‐とうがい【神経頭蓋】

頭蓋うち嗅覚器官視覚器官聴覚器官などを覆う部分前頭骨頭頂骨側頭骨後頭骨蝶形ちょうけい鼻骨などからなる。脳頭蓋。→内臓頭蓋

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の神経頭蓋の言及

【骨格】より

…そのおもな点をあげると,(1)脳の発達にともなって,ひじょうに大きい頭蓋骨をもつ。顔面頭蓋といって顔の部分をつくる部分にくらべて,脳頭蓋(神経頭蓋)という脳をいれる部分が著しく大きい。(2)ほかの哺乳類にくらべて,ヒトの顔面頭蓋は脳頭蓋に圧迫されて萎縮しているということができ,ヒトに鼻腔(鼻炎など)や副鼻腔(蓄膿症)の病気が多いのも,そのためであると説く人もある。…

【頭骨】より

…その発生過程では最初,旁索(ぼうさく)軟骨,梁(りよう)軟骨など数個の軟骨塊が現れ,やがてこれらがつながり合って軟骨頭蓋(原頭蓋)と呼ばれる頭蓋の母体ができる。これは脳と感覚器の容器となる基本的な構造で,それを中心として形成される頭蓋の中心部分を〈神経頭蓋〉(または脳頭蓋)と呼ぶ。骨性骨格をもたない円口類や軟骨魚類の頭蓋は終生この状態にとどまる。…

※「神経頭蓋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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