胚子(読み)ハイシ

精選版 日本国語大辞典 「胚子」の意味・読み・例文・類語

はい‐し【胚子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. はい(胚)
  3. 比喩的に、これから育っていく、もとになるもの。
    1. [初出の実例]「さういふ場合に大人の味ふ機微な感情の胚子に類したものを味って居るらしく見える」(出典:芝刈(1921)〈寺田寅彦〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android