胴切る(読み)どうぎる

精選版 日本国語大辞典 「胴切る」の意味・読み・例文・類語

どう‐ぎ・る【胴切】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 胴切りにする。筒ぎりにする。
    1. [初出の実例]「五尺三寸の太刀を以て、敵三人懸けず筒切(ドウギッ)て」(出典太平記(14C後)八)
  3. 大胆自由に事を行なう。きままに処置する。
    1. [初出の実例]「ドウギリモノ。または、Dôguitta(ドウギッタ) ヒト」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    2. 「御出家の托鉢余り胴切って承知仕った」(出典:歌舞伎・桑名屋徳蔵入船物語(1770)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android