精選版 日本国語大辞典 「胸座」の意味・読み・例文・類語 むな‐ぐら【胸座・胸倉】 〘 名詞 〙① 着物の左右の襟が重なって合わさるあたり。むなもと。むながら。むながらみ。むねぐら。[初出の実例]「都鳥とへばしれたる似せなまり 歌の師匠をとるやむなぐら〈素玄〉」(出典:俳諧・大坂独吟集(1675)上)② ①を強くつかむこと。胸座を取ること。[初出の実例]「むなぐらの外に女房は手を知らず」(出典:雑俳・柳多留‐一二(1777)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例