胸毛(読み)ムナゲ

デジタル大辞泉 「胸毛」の意味・読み・例文・類語

むな‐げ【胸毛】

胸に生える毛。
鳥の胸のあたりの羽毛うもう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「胸毛」の意味・読み・例文・類語

むな‐げ【胸毛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鳥の胸のあたりにはえる羽毛。
    1. [初出の実例]「いけ水に浮へるをしのむなけもて寒きけしきのなきがあやしき〈藤原信実〉」(出典:建長八年百首歌合(1256))
  3. 胸に生える毛。むなひげ。むねげ。
    1. [初出の実例]「襦袢の襟が崩れて、素肌に、もぢゃ、もぢゃと胸毛(ムナゲ)が見える」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石一六)

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