胸甲(読み)きょうこう

精選版 日本国語大辞典 「胸甲」の意味・読み・例文・類語

きょう‐こう‥カフ【胸甲】

  1. 〘 名詞 〙 よろいの胸あて。
    1. [初出の実例]「胸甲騎馬隊と歩兵隊とを以て」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)

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普及版 字通 「胸甲」の読み・字形・画数・意味

【胸甲】きようこう

むねあて。

字通「胸」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の胸甲の言及

【甲冑】より

…エジプトの図像には,上縁が半円形でしかも円形ののぞき窓の開いた大きな楯を携える槍兵が見られるが,弓兵は楯をもたず防具らしいものも着用していない。ギリシアでは,ホメロスの叙事詩に登場するアカイアの兵士たちは,青銅の胸甲を帯びている。古典期,諸ポリスの民主政治の担い手であった市民は,重装歩兵(ホプリテス)として出陣した。…

【甲】より


[無脊椎動物の甲]
 節足動物門甲殻綱の十脚目(エビ,カニ類),アミ目,オキアミ目,口脚目(シャコ類)などでは,頭部と胸部が1枚の厚い外皮で覆われているが,これをとくに甲あるいは甲皮carapaceと呼ぶ。甲殻または頭胸甲とも呼ぶが,口語では甲羅がわかりやすい。また,とくに背甲と呼んで,胸部や体側を覆う外皮と区別することもある。…

※「胸甲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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