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胸部CT(読み)きょうぶシーティー(その他表記)chest computed tomography

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「胸部CT」の意味・わかりやすい解説

胸部CT
きょうぶシーティー
chest computed tomography

円筒状の検査装置の中に体 (胸部) を入れ,胸部の横断面コンピュータを組み合わせたX線装置で撮影し,心・大血管の横断面像を得る方法。特に大動脈瘤 (りゅう) などの診断威力を発揮する。造影剤を注入して検査することにより,心・大血管の内腔の情報も得られる。さらに造影剤注入後,一定の時間間隔をおいて CT検査をするダイナミック CT検査は,先天性心疾患や心室壁異常を伴う虚血性心疾患心筋症の診断にも利用される。最近登場した超高速 CT検査は1秒間に 15~20枚撮影することができ,造影剤を静脈内投与するだけで心機能を評価できる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

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