能増村(読み)のうますむら

日本歴史地名大系 「能増村」の解説

能増村
のうますむら

[現在地名]小川町能増

奈良梨ならなし村の北西にあり、南は伊勢根いせね村、西から北は高見たかみ村。松山まつやま領に属した(風土記稿)。天正一九年(一五九一)七月、水野新右衛門(長勝)は徳川氏から「能増郷之内」で一七〇石余を宛行われている(記録御用所本古文書)。田園簿に村名がみえ、田高一四八石余・畑高一二一石余、幕府領と旗本二氏の相給。元禄郷帳では高二七一石余、国立史料館本元禄郷帳では旗本小宮山領と同伊藤領の二給。「風土記稿」成立時には幕府領と同二氏の相給。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android