能忍(読み)のうにん

精選版 日本国語大辞典 「能忍」の意味・読み・例文・類語

のうにん【能忍】

  1. 鎌倉初期の臨済宗の僧。日本達磨宗の祖。房号は大日房。世に深法禅師という。悪七兵衛異名で知られる平景清叔父と伝えられる。禅を広め、文治五年(一一八九弟子の練中・勝弁を入宋させて拙庵徳光の印可を受けた。日本禅の先駆者生没年不詳。

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改訂新版 世界大百科事典 「能忍」の意味・わかりやすい解説

能忍 (のうにん)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「能忍」の解説

能忍 のうにん

大日能忍(だいにち-のうにん)

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世界大百科事典(旧版)内の能忍の言及

【娑婆】より

…それゆえ,娑婆は正しくは娑婆世界Sahā‐lokadhātuである。一方,これとは別に,堪忍(たんにん),能忍とも,雑会(ぞうえ)とも訳されている。前2者は原語のサハーを〈堪えるsah〉という動詞からつくられた語と解したためであり,後者はサハーとはまったく別の〈集会sabhā〉が原語であると解したためである。…

※「能忍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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