脱亜入欧(読み)ダツアニュウオウ

大辞林 第三版の解説

だつあにゅうおう【脱亜入欧】

アジアから脱して、欧米諸国の仲間入りをすること。日清戦争前後のアジア観の一つとしていわれた言葉。1885年(明治18)の福沢諭吉の「脱亜論」が代表的。

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世界大百科事典内の脱亜入欧の言及

【岩倉使節団】より

…帰路ではアジア・アフリカの植民地・半植民地化の実態をかいま見た。この使節団の回覧の背景には,近代ヨーロッパ文明への信仰と,対するアジアの未開という判断があったが,アジアのなかの日本は,ヨーロッパ化=近代化の能力をもつという自負がこめられており,こうした発想がその後の日本の〈脱亜入欧〉=近代化の思考様式となり,かつアジアへの優越感となっていった。だが,日本近代化の第一歩において,明治政府の首脳が,米欧の地を実地に踏み,詳細な研究・調査をしたことは,その後の近代天皇制国家の構築に大きな影響を及ぼしているとみられている。…

※「脱亜入欧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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