最新 地学事典 「脱水破壊」の解説
だっすいはかい
脱水破壊
Dehydration embrittlement
含水鉱物の分解(脱水反応)で生成された流体により間隙流体圧が上昇し,岩石の強度が低下して破壊する現象。蛇紋岩の室内実験によって1960年代に見出された。脱水反応で生じた流体が移動し,そこにある岩石の強度を低下させることもある。沈み込む海洋プレート内で地震発生を説明する有力なモデルの一つ。脱水不安定,脱水脆性化ともいう。
執筆者:中島 淳一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

