デジタル大辞泉 の解説 のうせい‐ナトリウムりにょうペプチド〔ナウセイ‐リネウ‐〕【脳性ナトリウム利尿ペプチド】 主に心室から分泌されるホルモン。利尿・血管拡張作用をもち、体液量や血圧の調節に重要な役割を果たす。心室に負担がかかると分泌量が増加し、心臓の負荷を軽減させる働きがあることから、心不全の診断・治療薬として利用される。B型ナトリウム利尿ペプチド。BNP(B-type natriuretic peptide)。→ナトリウム利尿ペプチド[補説]最初に豚の脳から発見されたため「脳性」と名づけられたが、その後の研究で心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)と同様に主に心臓から分泌されていることがわかった。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例