脳性ナトリウム利尿ペプチド(読み)ノウセイナトリウムリニョウペプチド

デジタル大辞泉 の解説

のうせい‐ナトリウムりにょうペプチド〔ナウセイ‐リネウ‐〕【脳性ナトリウム利尿ペプチド】

主に心室から分泌されるホルモン利尿・血管拡張作用をもち、体液量や血圧調節に重要な役割を果たす。心室に負担がかかると分泌量が増加し、心臓負荷を軽減させる働きがあることから、心不全の診断・治療薬として利用される。B型ナトリウム利尿ペプチドBNP(B-type natriuretic peptide)。→ナトリウム利尿ペプチド
[補説]最初に豚の脳から発見されたため「脳性」と名づけられたが、その後の研究で心房性ナトリウム利尿ペプチドANP)と同様に主に心臓から分泌されていることがわかった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む