ナトリウム利尿ペプチド(読み)ナトリウムリニョウペプチド

デジタル大辞泉 「ナトリウム利尿ペプチド」の意味・読み・例文・類語

ナトリウムりにょう‐ペプチド〔‐リネウ‐〕【ナトリウム利尿ペプチド】

心臓・血管・体液量の恒常性維持に重要な役割を果たすホルモン心房性ナトリウム利尿ペプチドANP)・脳性ナトリウム利尿ペプチドBNP)・C型ナトリウム利尿ペプチドCNP)などがある。

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化学辞典 第2版 「ナトリウム利尿ペプチド」の解説

ナトリウム利尿ペプチド
ナトリウムリニョウペプチド
natriuretic peptide

利尿による体液量の減少や血管拡張作用などを通して,全体として血圧を下げる方向にはたらくホルモンで,3種類同定されている.単離された組織にちなんで,心房性(atrial)や脳性(brain)ナトリウム利尿ペプチドANP,BNPと命名されたが,その後,予想以上の組織中に存在することが明らかになり,発見順にANP,BNP,CNPとよばれている.いずれも17アミノ酸残基からなる特徴的な環状構造を有する.主要な受容体グアニルサイクレース活性を有しており,サイクリックGMPセカンドメッセンジャーとなっている.ANP,BNPは心機能検査に用いられている.とくにBNPは心室肥大のマーカーとなる.[CAS 9088-07-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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