利尿による体液量の減少や血管拡張作用などを通して,全体として血圧を下げる方向にはたらくホルモンで,3種類同定されている.単離された組織にちなんで,心房性(atrial)や脳性(brain)ナトリウム利尿ペプチドANP,BNPと命名されたが,その後,予想以上の組織中に存在することが明らかになり,発見順にANP,BNP,CNPとよばれている.いずれも17アミノ酸残基からなる特徴的な環状構造を有する.主要な受容体はグアニルサイクレース活性を有しており,サイクリックGMPがセカンドメッセンジャーとなっている.ANP,BNPは心機能検査に用いられている.とくにBNPは心室肥大のマーカーとなる.[CAS 9088-07-7]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...