脳由来神経栄養因子(読み)ノウユライシンケイエイヨウインシ

デジタル大辞泉 「脳由来神経栄養因子」の意味・読み・例文・類語

のうゆらい‐しんけいえいよういんし〔ナウユライシンケイエイヤウインシ〕【脳由来神経栄養因子】

神経栄養因子の一。アミノ酸が連なった液性たんぱく質で、二量体として、主に脳内に広く存在する。神経成長因子NGF)と同じく、神経細胞の生存維持のほか神経突起伸長神経伝達物質合成を促進するはたらきをもつ。BDNF(brain derived neurotrophic factor)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android