ふくれ‐だ・す【脹出】
- 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
- ① 内からあふれるようにふくれる。また、ふくれ始める。
- [初出の実例]「すると其人影が見る間にムクムクと膨(フク)れ出して、好加減の怪物となる」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)
- ② 頬をふくらまして不機嫌な顔になり始める。
- [初出の実例]「異見いたせば膨れ出す、引摺り女房の機嫌かひ」(出典:歌舞伎・四千両小判梅葉(1885)五幕)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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