腑に落ちる(読み)フニオチル

精選版 日本国語大辞典 「腑に落ちる」の意味・読み・例文・類語

ふ【腑】 に=落(お)ちる[=入(い)る]

  1. 納得できる。合点がいく。多く、下に否定の語を伴って用いる。
    1. [初出の実例]「腑に入ぬ、にがい詞もあま口で殺すにまさる甘露の仕置」(出典:浄瑠璃・蒲冠者藤戸合戦(1730)三)
    2. 「どうにもフに落ちんことがありまっしゃろ」(出典:羽なければ(1975)〈小田実〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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