精選版 日本国語大辞典 「腰張」の意味・読み・例文・類語
こし‐ばり【腰張】
- 〘 名詞 〙
- ① 壁や襖(ふすま)の下半部に紙や布を張ること。また、その場所やそこに張ったもの。
- [初出の実例]「一腰張の事、湊紙ふつくり、其長にて張も吉、〈略〉狭き座敷は腰張高きが能也」(出典:茶伝集‐一一(古事類苑・遊戯九))
- ② ( 見終わると壁などに張られたところから ) 芝居などの番付表。
- [初出の実例]「こしばりをはかまはおりてくばる也」(出典:雑俳・柳多留‐二一(1786))
- ③ 腰の力。好色であること。
- ④ =こしばりぐら(腰張鞍)〔色葉字類抄(1177‐81)〕