腹が膨れる(読み)ハラガフクレル

デジタル大辞泉 「腹が膨れる」の意味・読み・例文・類語

はらふく・れる

飽きるほど飲み食いして満腹する。「―・れて眠くなる」
言いたいことを言わないので気が晴れないでいる。
「おぼしき事言はぬは腹ふくるるわざなれば」〈徒然・一九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「腹が膨れる」の意味・読み・例文・類語

はら【腹】 が 脹(ふく)れる

  1. 腹が肥えふとる。腹が大きくなる。
    1. [初出の実例]「極(あ)くまでに噉て腹脹る」(出典:大智度論天安二年点(858)六九)
  2. 食物をたくさん食べて腹いっぱいになる。飽食する。経済的に満ちたりていることにもいう。
    1. [初出の実例]「活計に腹のふくるる世にあへば天下たいへを国土万民」(出典:狂歌・吾吟我集(1649)五)
  3. 妊娠する。はらむ。
  4. 言いたいことをいわないので、心に不快の思いがたまる。
    1. [初出の実例]「おぼしきこといはぬは、げにぞはらふくるる心ちしける」(出典:大鏡(12C前)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む