家庭医学館 「膝関節のしくみの特徴」の解説
しつかんせつのしくみのとくちょう【膝関節のしくみの特徴】
これに対して膝関節は、平らな骨どうしが向かい合い、一方の丸い骨の表面を、他方のややくぼんだ骨が滑るように動くという、特殊な構造になっています。
膝関節は、大腿骨(だいたいこつ)(ももの骨)、脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)(すねの骨)、膝蓋骨(しつがいこつ)(膝(ひざ)のお皿)の4つの骨からできており、骨どうしは、靱帯(じんたい)(すじ)、半月板(はんげつばん)などの組織によって安定性が得られています。
靱帯は内側側副靱帯(ないそくそくふくじんたい)、外側側副靱帯(がいそくそくふくじんたい)、前十字靱帯(ぜんじゅうじじんたい)、後十字靱帯(こうじゅうじじんたい)の4本あり、膝が必要以上にずれないようにする役目をしています。
また半月板は、内側と外側に1つずつあり、クッションの役目をしています。