臍落ち(読み)ホゾオチ

デジタル大辞泉 「臍落ち」の意味・読み・例文・類語

ほぞ‐おち【×臍落ち/×蔕落ち】

《古くは「ほそおち」》
1 へその緒が落ちること。
2 果実が熟して自然に落ちること。また、その果実。
3 機が熟すること。また、物事が成就すること。
「―するまで待ってはゐられぬ」〈浄・鎌倉実記〉
4 納得がいくこと。得心。
「段々の教訓に―して、一生あの里へ参るまいとの起請文」〈浮・敗毒散・二〉

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関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「臍落ち」の意味・読み・例文・類語

ほぞ‐おち【臍落・蔕落】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「ほそおち」 )
  2. ① 臍の緒が落ちること。
    1. [初出の実例]「但不レ奉二仕朝御湯一、是依二去夜御臍落一也。家政所儲饗」(出典:九暦‐逸文・天暦四年(950)五月二八日)
  3. ② 瓜、柿などがよく熟して、自然に蔕(へた)から落ちること。また、その果実。〔名語記(1275)〕
  4. ③ 機が熟すこと。
    1. [初出の実例]「胸が焦れて耐らぬ耐らぬ、蔕落(ホゾオチ)する迄待ては居られぬ」(出典:浄瑠璃・右大将鎌倉実記(1724)四)
  5. ④ うまく思い通りになること。成功すること。成就すること。
    1. [初出の実例]「女之助を引立てる是ぞ工(たくみ)の臍落(ホゾオチ)と思へど」(出典:浄瑠璃・苅萱桑門筑紫𨏍(1735)三)
  6. ⑤ 腑に落ちること。納得がいくこと。得心がいくこと。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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