臙脂虫(読み)エンジムシ

大辞林 第三版の解説

えんじむし【臙脂虫】

カメムシ目の昆虫。サボテン類に寄生するカイガラムシの一種。メキシコ原産。雄ははねをもつ。雌ははねがなく、体長2ミリメートルほどの赤色卵円形で、白色の蠟ろう質に包まれる。この虫の乾燥体からはコチニールと呼ばれる色素がとられる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

えんじ‐むし【臙脂虫】

〘名〙 カイガラムシ科の微小昆虫。体長二ミリメートル内外。雄は赤褐色で細長く、透明な前ばねがある。雌は卵円形で、体内に赤色色素を含み、はねはなく、体の表面は白色の蝋(ろう)物質に覆われる。中南米に分布し、サボテンに寄生。雌はコチニールとよばれ、古くから食用紅や口紅の原料とされたほか、各種織物の染料に用いられた。えんじちゅう。コチニールかいがらむし。〔生物学語彙(1884)〕

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