臨界融合頻度(読み)りんかいゆうごうひんど(その他表記)critical flicker frequency; flicker-fusion frequency

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「臨界融合頻度」の意味・わかりやすい解説

臨界融合頻度
りんかいゆうごうひんど
critical flicker frequency; flicker-fusion frequency

光の明滅遮断一定頻度で反復すると,その頻度が小さいときはちらつき (フリッカー) を感じ,頻度が高い融合して持続光と同じように見えるが,このちらつきから融合に変る境界値の頻度をさす。 CFFと略称されることが多い。 CFFは光の強さや面積などによって変るが,疲労により低下するので,疲労測定法として用いられることもある。

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世界大百科事典(旧版)内の臨界融合頻度の言及

【感覚】より

…例えば点滅する光を見たとき,その点滅の周期が十分短いと,もはや点滅の感覚はなく,連続した一様な明るさの光として感じられる。この現象の起こる最小の点滅頻度を臨界融合頻度critical fusion frequency(略してCFF)という。(4)感覚の感受性の変化 同じ刺激を続けて同じ受容器に与えているとき,感覚の大きさは順応によってしだいに低下していく。…

※「臨界融合頻度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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