自分と(読み)ジブント

デジタル大辞泉 「自分と」の意味・読み・例文・類語

自分じぶん

ひとりでに。自然と。
「穏かな空が…―薄くなって行く所であった」〈漱石
みずから進んで。
「―自分の心を引締める」〈秋声・爛〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「自分と」の意味・読み・例文・類語

じぶん【自分】 と

① ひとりでに。自然に。われと。
文明開化(1873‐74)〈加藤祐一〉初「何かちょっと気にかかる事か、驚く事があると、はや自分(ジブン)とつけられた気に成て」
② 自分みずから。自分自身で。われと。
※爛(1913)〈徳田秋声五八「お増は、直に自分と自分の心を引締めることが出来た」

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