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自動船舶識別装置 じどうせんぱくしきべつそうち automatic identification system

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知恵蔵2015の解説

自動船舶識別装置

船名や船舶の大きさ、現在位置、速度、針路に関する情報を周辺の船と継続的にやりとりする装置。海上人命安全条約(SOLAS条約)の改正で、一定以上のトン数の船舶に2008年夏までに搭載することが義務付けられた。これを契機に、船舶だけでなく沿岸にある航行援助施設にもAISを装備し、管制制御システムを高度化して、船を安全かつ効率よく航行させようとする海上ハイウェイネットワーク構想も生まれた。具体的には、船舶交通量が多く、衝突などの大規模事故や「渋滞」が起きやすい東京湾などで、沿岸の灯台や海上交通センターにもAISを設置、湾内全体の交通状況を瞬時に把握できるようにする。また、航路や港湾などハード面の整備も進めて湾内のノンストップ航行を図り、多くの船を滞りなく安全にさばけるようにする計画。海上保安庁国土交通省、船主、船員、水先人らの団体や漁業者団体などで構成される委員会が01年度から具体化を検討し、03年度から東京湾を手始めに、太平洋側のベルト海域を中心に全国的に整備している。

(平栗大地 朝日新聞記者 / 松村北斗 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

じどうせんぱくしきべつ‐そうち〔‐サウチ〕【自動船舶識別装置】

船名・識別番号など船舶の固有情報と、位置・進路・速力などの航海情報を自動的に送受信し、他の船舶や地上施設と共有するシステム。船舶の衝突を予防し、安全で効率的な航海を支援することを目的とする。日本では、国際航海に従事する旅客船と300総トン以上の船舶、国際航海に従事しない500総トン以上の船舶に搭載が義務づけられている。船舶自動識別装置。AIS(automatic identification system)。

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監修:松村明
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