船名(読み)センメイ

デジタル大辞泉 「船名」の意味・読み・例文・類語

せん‐めい【船名】

船舶につけた固有の名称

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精選版 日本国語大辞典 「船名」の意味・読み・例文・類語

せん‐めい【船名】

  1. 〘 名詞 〙 船舶につけた名称。
    1. [初出の実例]「在来日本製商船は廻漕会所へ、船名ならびに積石数、舟主、舟頭名前、乗込水夫人数等可届出」(出典:大日本船路細見記(1873)〈加藤祐一船艦に付ての御布令)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「船名」の意味・わかりやすい解説

船名
せんめい

各船舶につけられた名。総トン数20トン以上の日本船舶は、船舶法によって国籍証書を得る際にその船名も登録しなければならず、船首両舷(げん)の外部および船尾外部の見やすい場所に、10センチメートル以上の国字をもってそれを記入しなければならないことになっている。日本では商船の船名には最後に「丸」をつける習慣が保たれており、軍艦にはこれがない。このため外国では日本商船をマルシップとよぶ場合もある。外国ではこのような例はみられず、単に王や王妃の名、あるいは地名などの船名が多い。

[茂在寅男]

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