デジタル大辞泉 「自己修復材料」の意味・読み・例文・類語 じこしゅうふく‐ざいりょう〔ジコシウフクザイレウ〕【自己修復材料】 傷がついたりひび割れが生じたりしたときに自己修復する材料。知的材料の一種。材料中の成分が空気と反応して酸化膜で傷を覆ったり、あらかじめ混合された修復材が流れ出てひび割れを埋めたりするもののほか、光(紫外線)の照射によって傷が消える塗料などが知られる。自己修復素材。自己治癒材料。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵 「自己修復材料」の解説 自己修復材料 インテリジェント材料の一種。鉄鋼材料やコンクリート、高分子などの構造材料において、損傷部を保護・自己修復できる機能を有する材料。例えば、アルミナに炭化ケイ素の粒子を複合させておくと、セラミックスに亀裂が発生しても、炭化ケイ素の粒子が大気中の空気と反応して、表面にシリカが形成されて亀裂面間が接合し、亀裂が治癒される。 (岡田益男 東北大学教授 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by